こんにちは、かずとも(@kazutomo_12)です。
少しネットサーフィンをしていたら、
「ゆとり世代の特徴」
みたいな記事があったのですが、気になって見ていました。
何を隠そう、ぼくはいわゆる「究極のゆとり世代」なんですね。
小学1年生からゆとり教育を受けて、高校3年生のラストまでゆとり教育を受けました。
円周率も実際は「3.14」で習いましたが、教科書やドリルはたまに、
「円周率は3として答えなさい」
という問題がありましたね。
話を戻しますが、「ゆとり世代の特徴」と聞かれると、
- 忍耐力がない
- プライベート優先
- 指示待ち
このようなことをイメージするとは思います。
実際そうなのか、なぜそんな特徴になってしまったのかを、「究極のゆとり世代」のぼくが、学生時代の経験から考察したいと思います。
また、何か問題が起こったら、
「これだからゆとり世代は・・・」
と、思ってしまう大人の方への、ぼくのメッセージも書いております。
というわけで、今回は、
- ゆとり世代の特徴を知りたい
- 何かと「ゆとり世代は・・・」と、言っている
そんな方への記事になります。
それでは見ていきましょう。
Contents
「ゆとり世代」の特徴の解説
忍耐力がない?

ゆとり世代が一番言われるのが、この「忍耐力がない」ということでしょう。
「学生時代に大人に怒られた経験が少ないので、ちょっと怒っただけで会社をすぐ辞める」
という話は、本当によく聞きます。
実際、学生時代全然怒られなかったのかと言いますと、全然そんなことはありません。
先生や大人は、子どもが間違ったことをしたり悪いことをしたら普通に怒っていましたよ。
そりゃ時代が時代ですので、昔みたいに殴られたりした経験は確かにありませんが、怒られ慣れしていないということはないと思います。
ぼくなんか、小学4年生のときに忘れ物しただけですごく怒られましたよ。
「もう4年だぞ!!」
みたいな感じで怒られました。(その先生、普段は優しいんですけどね)
中学生や高校も、体育系の教師はすごく怒鳴りますし、こぶしをつくって、
「頭突きしてこい!」
とか、遠回しにげんこつ入れてくる教師もいました。
そもそも、そのときの先生や大人は、ゆとり世代ではないので普通に怒ってきます。
ですので、怒られ慣れしていないというのはまず間違いだと思います。
「忍耐力がない」ということですが、確かにぼくは忍耐力がない側の人間です。
飽き性ということもあり、何かとすぐ辞めてきました。
ぼくの周りの人もバイトをすぐ辞める人が多いので、もしかしたら「忍耐力がない」というのは、あながち間違ってはいないのかもしれません。
しかし、全て「ゆとり世代は忍耐力がない」と、片付ける人も少し問題があるのではないのでしょうか。
辞めた人の理由を聞いてみると、
- すごくネチネチ文句を言ってきた
- 威圧的ですぐ怒鳴ってくる
と、少し叱り方に問題がある上司がいるのも事実です。
自分は全く悪いとは思わず、全て「ゆとり」のせいにしてしまっているのではないのでしょうか。
つまり、「忍耐力がない」という問題の背景には、「上司の叱り方が下手」ということもあるということです。
こちらとしても、失敗したら叱られるのは分かっていますし、反省もしています。
別に「怒ってほしくない」とは言っていません。
ただ、すぐ辞めることに対して、
「やっぱゆとり世代は忍耐力がないよな」
と、言うのは変だと思います。
辞めた人のせいにするのではなく、叱り方に問題はなかったのかを少し振り返ってほしいです。
指示待ち人間?
確かに指示待ちの人は多いですね。
言われたことはきっちりしますが、言われていないことはあまりしない傾向があります。
ぼくも大学生のアルバイトをするまでは、本当に指示待ち人間でした。
なぜこうなってしまったかというと、実際にそういう教育を受けてきたからだと思います。
ぼくも小学生・中学生のときは、先生が言ったこと以外のことをしたら怒られました。
「勝手にやるな!」
ってよく怒られたものです。
ですので、無意識に、
「言われたこと以外のことはしてはいけない」
という思いがどこかにあるのだと思います。
しかし、ぼくも大学生の時に指示待ち人間を卒業できました。
長年、
「言われたこと以外のことはしてはいけない」
という教育を受けているとは思いますので、時間はかかるかもしれませんが、ちゃんと教育をすれば直るはずです。
「ゆとりゆとり」言う前に、教えてあげた方が良いでのはないでしょうか?
仕事よりプライベートを優先する?

確かに最近の人は、仕事よりもプライベートを優先する傾向がありますね。
これは働き方改革やインターネットの普及によって、
「仕事もいいけどプライベートも大事にしていかないといけないね!」
という考え方が広まっていった、時代の流れから来ているのではないのでしょうか。
それ以前にぼくが驚いたのは、こういうことが言われているということは、それまでプライベートより仕事を優先していたということです。
「え、じゃあそれまで何のために仕事していたの⁉」
「プライベート優先っておかしいの⁉」
とか、本当に疑問がすごく出てきました。
もちろん仕事や会社の飲み会も大事なことだとは思います。
チームで仕事をしていく以上、周りに合わせなければいけない場合もあるでしょう。
しかし、ぼくたちも他にやりたいこともあるんです。
仲が良かった友達とご飯を食べたいし、給料が少ないから副業も少ししたいんです。
毎回仕事の愚痴とかを聞いているそこまで意味のない飲み会なら、他のことをしたいんです。
仕事よりも常にプライベートを優先してはいけないなら、これは一刻も早く改善してほしいと思います。
失敗を恐れている?

これは指示待ちと少し内容が被ります。
失敗が恐れているのはそうかもしれませんね。
だって失敗したら、30代40代の方がめちゃめちゃ怒鳴ってきますからね。
「どうしてこんなことしたんだ!」
と、怒鳴られるぐらいなら、無理に挑戦なんかするわけありません。
先ほども言いましたが、学校でも言われたこと以外のことを勝手にやると怒られるんです。
そんな状況で誰が挑戦できるというのですか。
「お前にはチャレンジ精神というものはないのか!!」
と、怒鳴る前に、まずはなぜチャレンジできないのかを聞いてあげてください。
ゆとり世代を作ったのはゆとり世代じゃない

そもそもぼくたち「ゆとり世代」と呼ばれる人は、別になりたくてなったわけではありません。
子どもの頃に勝手に「ゆとり教育」が始まり、周りの大人たちに教育されて、ぼくたちは育ってきました。
別にそのことには恨んでもいませんし、気にしていない人が多いと思います。
しかし、
「これだからゆとり世代は・・・」
と、みなさんが言うから、ぼくたちも敏感になるんです。
では、ちょっと考えてみて下さい。
- 忍耐力が無いように育てたのは誰でしょうか
- 指示がないと動けないような人に育てたのは誰でしょうか
- この「ゆとり世代」を作り上げたのは誰しょうか
これらって、ぼくたちが作り上げたものなのでしょうか。
「あなたたち大人たちのせいだ!」
と、言う気は全くありません。
しかし、
「これだからゆとりは・・・」
と、思っている方がいるなら、少しそれはズレているのではないかということを伝えさせてください。
思い通りにいかない=「ゆとり世代」は辞めてほしい
ちょっと指示通り出来なかっただけで、ちょっと失敗しただけで、
「やっぱゆとり世代だな」
とか、思う大人の方がいるみたいですが、それは違うと思います。
少し価値観がズレているだけではないのですか?
なぜ全て「ゆとり」という言葉で片付けようとするのですか?
誰でもミスはしますし、そんなことを言っているとどんどん若者は離れていきます。
何でもかんでも、「ゆとり」という言葉で片付けるのは辞めてほしいです。
結局いつの世代もみんな同じ

ゆとり世代でも仕事が出来る人はたくさんいます。
逆に、「バブル世代」の人でも仕事ができない人もたくさんいます。
さらに言えば、「バブル世代」の人でも、忍耐力がなかった人なんて山ほどいたはずです。
結局、ふたを開けてみたらどの世代も一緒なんだとぼくは思っています。
恐らく「ゆとり世代」とか「さとり世代」とか、世代別で区切ってしまうからいけないのだと思います。
だからこそ、「○○世代の人」なんて思わずに、その人の中身をしっかり見てあげることが大切なんだと思います。
みんなそれぞれの特徴があり、それぞれの生き方があります。
変な先入観は捨ててしまいましょう。
そして、みんな仲良く仕事をしていきたいなと、ぼくは思っています。
まとめ
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
「ゆとり世代」をテーマに思ったことをお話ししました。
「ゆとり世代」の特徴も当てはまる人もいれば、そうでない人もいるので、ちゃんとその人の中身を見てあげましょう。
そして、すぐに
「これだからゆとりは・・・」
と、言う人は本当に辞めてくださいね。
ぼくたちもなりたくてなったわけではありません。
世代のこととか関係なく、それぞれお互いのことを良く見て、仲良く仕事をしていけたらなと思います。